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2007年04月03日

頭・おなかの痛みについて

頭の痛みについて

妊娠初期の頭痛は、妊娠したことによる緊張感や、つわりによる自律神経の乱れ、出産への不安、生活の変化に対するストレスなどが原因になって、症状の出ることがあります。特に薬を飲む必要はないので、気分転換をしたり、体を休めるなどして、痛みが治まるまで安静にしてみましょう。

ほとんどの場合は、自然に治ります。どうしても心配だったり、痛みが続くようであれば、素人判断で市販の頭痛薬は使用せず、必ず医師に相談するようにしましょう。

また、妊娠すると、偏頭痛を起こしやすくなります。逆に今まで偏頭痛に悩まされていた人が症状がなくなるケースもあります。偏頭痛は脳の血管が収縮して、急激に拡張されることが原因とされていますが、人によって、症状はさまざまです。

いずれにしても、「おかしい」と感じたときは、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。ネット上で医師に相談できるAskDoctorsというサービスもあります。

おなかの痛みについて

妊娠初期の腹痛や下腹部痛、おなかの張りなどの症状は、まだ胎動も感じられず、不安になってしまいますね。妊婦さんの中には、必要以上に神経質になって、痛みに敏感になりすぎてしまう人もいるでしょう。新ビオフェルミンS錠ヤクルトBL整腸薬などの整腸剤を飲むことは問題ありませんが、下痢止めは、極力飲まないことを推奨されています。

また、下痢は子宮収縮につながりますので、もしあきらかに張りや痛みが強くなってきた場合は、切迫流産の危険がありますので、早急に医師の診察を受けましょう。

ちなみに、切迫流産や切迫早産の痛みは、生理痛のような痛み、と言われることがあります。痛みを感じたら、下腹部を触ってみて下さい。固く収縮した子宮に触れることができるので、他の原因による腹痛と区別することができます。

妊娠初期の腹痛と言っても、明らかに数日間も便通がないときは、便秘による腹痛も考えられます。妊娠中には多くの人に見られる症状です。この場合は、食物繊維の多い、芋、ごぼう、セロリ、緑黄色野菜などをとり、規則的に食事をしましょう。また水分を十分にとりましょう。便が硬くなるのを防ぎ、超の動きが活発になります。

便秘は食生活で治りますが、やむをえず薬を使用するときは、市販の便秘薬は使わず、必ず医師の処方した薬を飲むようにしましょう。市販の便秘薬は腸を刺激する下剤の一種なので、早流産の危険があります。新ビオフェルミンS錠ヤクルトBL整腸薬などの整腸剤は妊娠中授乳中を問わず問題ないとされていますので、整腸剤でやわらがない場合には、便秘薬などは使わず、医師に相談するようにしましょう。

また、排尿や排便はがまんしないで、こまめにトイレタイムをとるようにしましょう。

動悸、めまい、吐き気

妊娠初期にみられる動悸、めまい、吐き気、胃のむかつき、食欲不振、眠気、胃や腸の不快症状などを「つわり」といいます。個人差はありますが、妊婦さんの約5割~8割の人に見られます。だいたい妊娠5~6週くらいから始まり、7~9週頃ピークに達し、14~15週まで続く人が多いようです。

つわりの原因は、実はまだ詳しくはわかっていないのです。妊娠したことによって、急激に変化するホルモンの状態に、身体がついていけずに起こるものではないかという説があります。

では、どうして、動悸、めまい、吐き気が起こってくるのでしょうか。

妊娠中のママの身体に起こる大きな変化の一つに、体内の血液循環量の増加があります。そしてもう一つは、妊娠すると子宮が大きくなり、臓器を圧迫します。

しかしそれより前に胸部が圧迫され、横隔膜の位置が上がります。そのためたくさんの酸素が必要になるんですね。心臓や肺、腎臓にも大きな負担がかかるので、動悸や息切れ、息苦しさが、妊娠初期症状として出やすくなるのです。

妊娠すると、赤血球、白血球、血小板などを除いた血液量は著しく増加していきます。それによって、赤血球とのバランスが崩れ、貧血気味になることがあります。ここからめまいを起こしやすくなります。

朝夕にむかつきああったり、何でもないのに吐いたり、匂いをかいだだけでむかついてきて、食欲がなくなる。個人差はありますが、こんなさまざまな症状があらわれたりもします。

動悸、めまい、吐き気などの体調不良が続き、思うに食べられないと‘こんな状態で、赤ちゃんが無事に育つんだろうか’と不安になる人が多いようです。真っ只中にいるママには、ずっと続くかと思われて不安になるかもしれませんが、この体調不良はお腹の中の赤ちゃんからママへの‘大きくなってるよ’の合図だと思って、頑張って乗り越えましょう。ママになるための訓練の第1歩ですね。

そして、こんなときこそ、さりげなくお洒落に気遣ってみてもいいかもしれません。普段より少しだけお洒落をして、気分転換にお出かけしてみてはどうでしょうか。最近では、マタニティ用フィットネスウエアベネトンのマタニティウェアなど、妊婦用のおしゃれな洋服が増えています。

妊娠というのは大変なこともたくさんありますが、赤ん坊がおなかの中にいるということを感じながら、おしゃれも楽しむ、という気分もいいかもしれませんね。


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自律神経系に出る症状について

妊娠によって、女性の体には、様々な変化が起こります。そのために体調不良になったり、精神的に不安定になったりすることも時々あります。

それはエストロゲンやプロゲステロンというホルモンにバランスの変化によるもの。

自律神経受容体に変化が起こるためで、ストレスが溜まりやすくなってイライラしたり、感情が不安定になる傾向があるのです。人によっては、アレルギー症状がでることも。特に初めての妊娠、出産では自分で判断できないことも多く、余計に不安になりますね。

そんなときは、パートナーや気心の知れた友人などに、話し相手になってもらうなどして、温かい目で見守ってもらいましょう。

また、気分転換を図るために外出したり、同じような時期の妊婦さんと、積極的に関ることで、辛さを半減させることもできますね。心の中のモヤモヤした気持ちを吐き出すだけでも、気分的にずっと楽になります。また、実家でのんびりすごしたり、趣味や楽しみなことに時間を費やすなどで、自分なりのストレス解消法を上手に見つけることで、乗り切れるでしょう。一番過ごしやすい環境を作ってみるのもいいかもしれませんね。

見えない自分の体内で、どんなことが起きているのか、これからどんな症状が出てくるのか、ある程度把握しておけば、いざというときに冷静に判断できます。苦痛を和らげる工夫ができたり、あらかじめ対処法を考えたりもできますね。

あまり「つらい、つらい」と思ってしまうと、余計に気分がネガティブになってしまいます。こうした不安定で辛い時期が、いつまでも続くわけではありませんし、期間や重軽度は、人によって様々です。

中には食事が思うように摂れなくて、おなかの中の赤ちゃんを心配してしまう妊婦さんもいるかもしれまが、妊娠初期の頃の赤ちゃんは、ほんの数センチ。栄養に関しては心配する必要はありません。また、妊娠したからといって、今までの日常生活を特別に変える必要もありません。無理のないように、マイペースで快適に過ごすことを心がけましょう。

つわりのときの過ごし方

つわりは、かなりの個人差があり、妊娠4~7週あたりから始まり、12~16週あたりにおさまってくるとされています。症状もそれぞれで、おおよそ1割は全く感じないという人もいます。

つわりの時期は嗜好が変わったり、同じ物ばかり食べたくなったり、逆に食べられなくなったりします。

臭いに敏感になるので、温かい食べ物よりさめている物の方が食べやすいですね。マタニティプラスフーズなどのように妊娠中を考慮した健康食品もあるので、つわりがひどい時などは無理をしないようにしましょう。

水分を多めに取ることもおすすめします。食べられなくても、水分なら取れるという妊婦さんは多いです。中にはつわりがひどく、点滴を受ける妊婦さんもいます。点滴の成分は、水、電解質、ブドウ糖です。ですから固形物が取れなくても、同じような成分が入っている物にビタミン類をプラスするとよいでしょう。

具体的には、スポーツ飲料やフルーツジュースなどです。無理をする必要はありませんが、水分補給が水だけになると、体の体液バランスが崩れることもありますから、なるべく体液に近い物が入った飲み物を取るようにしましょう。

空腹になると、吐き気が強くなることがあるので、1回の食事量を少なめにして、消化の良い物を、1日に何回かに分けて食べてもいいですね。

ただし、1日に何十回も吐く、水も飲めない、何日も食べられない、数日間に急にやせた、など、明らかに症状が重いときは、医師に受診しましょう。

つわりの時は、食べられる時に食べられる物を食べたいだけ食べる、という食生活で大丈夫です。無理に食べて戻してしまっては何もなりません。この時期に赤ちゃんに栄養が行かなくてもまだ心配はいりません。いずれ食べられる時期が来ます。妊娠初期のこれらの症状は、お腹の中で赤ちゃんが成長している証拠でもあるのです。無理は禁物です。

妊娠初期は、つわりなどで食生活が乱れがちになります。そんなときはビタミン剤で栄養補給することができます。特に葉酸摂取は、赤ちゃんの先天性異常が起こる確率を、減らしてくれると言われています。

また、ビタミンB6を含んだサプリメントを飲むと、つわりの症状が軽減されると言われています。(念のため、必ず主治医に相談の上、使用を開始するようにしてください。)

つらい時期は、上手に気分転換することも大切です。部屋にこもりきりでは気分も優れないので、少しだけでも外の新鮮な空気を吸ってみましょう。体調が良ければ、散歩に出てみるのもいいかもしれませんね。

気心の知れた友人や、同じ妊婦さん同士でおしゃべりすることも、発散の助けになります。

自分にとって心地よい環境を作って、気分を紛らわせることも大切ですね。

栄養について

妊娠2カ月頃から4ヶ月頃までのつわりの時期は、思うように栄養のあるものを摂ることは難しいですね。食べられる物を軽くつまむ程度でもかまいません。もし、嘔吐を繰り返すほどのひどいつわりのときは、水分補給をしっかりとするよう心がけましょう。

妊娠中に最も必要な栄養素は、カルシウムと鉄分です。非妊娠時の2倍の量が必要とされています。

カルシウムは赤ちゃんの骨や歯、血液や体液、神経組織の形成、心臓の鼓動を保つ働きをするなど、重要な栄養素です。血液中のカルシウム濃度は一定に保たれているため、不足分は、ママの骨や歯から補給されます。

その分ママの骨密度が低下してしまいます。カルシウムは常に新陳代謝を繰り返すので、毎日1000ミリグラムくらいは、積極的に摂るようにしましょう。乳製品や小魚などがいいですね。

妊娠すると、血液の量が増えます。鉄分は血液(赤血球)を作る重要な栄養素で、体内に酸素を運ぶための元になるので、多く必要になってきます。鉄分が不足すると貧血を引き起こし、赤ちゃん、ママともに悪影響を及ぼします。妊娠初期には1日15ミリグラムは摂りたいですね。

塩分は摂りすぎると、妊娠中毒症になる可能性が高まるので、気をつけましょう。1日7~10グラムに抑えるようにしましょう。

糖質・脂質も摂りすぎには注意が必要です。糖質は、ご飯・ぱん・麺類・果物などに含まれているので、不足することはほとんどありません。逆に摂りすぎると肥満の原因になります。油は植物性を主体にして、1日大さじ2~3杯に抑えましょう。

ビタミンはあらゆる食べ物に含まれているので、バランスのよい食事を心がけていれば、不足することはないでしょう。妊娠中は非妊娠時に比べ、約2倍の摂取が必要になります。

ただし、妊娠初期(12週くらいまで)に、ビタミンAを摂りすぎると催奇形性など、胎児に影響を及ぼすという報告があります。多く含まれるレバーやうなぎなどの食べ過ぎに注意しましょう。同じビタミンAでも、カロチノイドは催奇形性の心配はないようです。

アミノ酸が多く含まれるたんぱく質は、非常に良質です。大豆やチーズなどに含まれています。1日70グラムくらい摂るようにしましょう。

食事はあまり神経質になりすぎず、塩分を控え、うす味にしましょう。バランスよく栄養を摂ることを心がけていれば、大丈夫です。

タバコ・喫煙について

喫煙は妊娠していない人でも健康にはよくありません。そのうえ妊婦さんが喫煙すると、妊娠・出産へ直接悪影響します。

お母さんの体内にニコチンが入ると、血管が収縮して、お母さんと赤ちゃんをつなぐ胎盤に、酸素や血液、栄養分が届きにくくなり、その度に赤ちゃんはお腹の中で苦しい思いをすることになってしまいます。

そして、流産、早産、死産、胎児の発育不良、異常出血、胎盤剥離、胎児の先天奇形、乳幼児突然死症候群、未熟児など、様々な悪影響を引き起こす原因になることが、はっきりしています。妊婦さんの喫煙量が多いほど、新生児の体重が少ない傾向があり、未熟児のリスクは非喫煙者に比べると2~3倍に増えます。仮に1日20本のタバコを吸うと、流産率は非喫煙者の2倍、早産率は1.5倍高くなる、と報告されています。

喫煙によって、常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)という症状を起こしてしまうことがあります。妊娠中または分娩時に、正常位置に付着している胎盤が、胎児の娩出より先に、剥がれてしまうことです。赤ちゃんへの悪影響はもちろんのこと、母体にも危険を及ぼす重要な疾患です。

妊娠前から喫煙している人でも、妊娠が分かった時点で禁煙すれば、これらの異常を防ぐことができます。そうかといって、長期的に喫煙をしていた人は、辞めたくても中々辞められませんよね。でも、有害物質がたくさん含まれているなどデメリットが非常に多いので、妊娠を機に禁煙しましょう。少しづつ喫煙本数を減らしていくといいかもしれませんね。

どうしても辞められない人は、禁煙プログラムを組んでいる医療機関もあるので、相談したり、参加することをお勧めします。タバコが辞められないのは、意志の問題ではなく、「ニコチン依存症」という病気でもあります。自分1人で取り組むには、中々困難が予想されるので、周囲の人の協力も必要になってきます。

喫煙習慣のない人でも、受動喫煙といって、タバコの煙を吸わされるとこによって、低出生体重児の出産発生率が上昇するという研究報告もされています。タバコの煙の成分は卵巣の女性ホルモン分泌能力を低下させてしまう働きがあり、大きなデメリットです。

また、乳幼児突然死症候群の発生率も、タバコの煙によって2倍近くになるといわれています。受動喫煙は喫煙者本人よりも倍以上のニコチンを吸い込んでしまいます。周囲の人が吸うタバコの煙だけでも害を与えてしまうので、室内でも要注意です。

特にヘビースモーカーの人は、肝に銘じ禁煙することをお勧めします。

早期流産について

妊娠22週未満に、子宮の中で赤ちゃんの生存が認められなくなり、妊娠が中断することを流産といいます。
妊娠12週未満で流産してしまうことを初期流産、妊娠12週から22週で流産してしまうことを後期流産といいます。

流産の7割は早期流産で、特に妊娠8週から10週に起きています。早期のため、人によっては妊娠していたことすら気付かないこともあるようです。

初期流産の原因は、染色体異常で受精卵が育たないことが6割から7割で赤ちゃん側に、後期流産の原因は、絨毛膜下血腫や子宮頸官無力症など、母親側にあります。

その他、遺伝子の異常、妊娠前後の卵巣ホルモン分泌不良や不育症、習慣流産、免疫反応が関係しているという説もあります。

流産の自覚症状は人によって様々ですが、多いのは出血と下腹部痛です。出血が長く続いたり、腹痛が段々ひどくなったりするケースもあります。中にはまったく自覚症状がない人も。その場合、予定月経よりも少し遅れての、月経開始になります。

逆に、出血やお腹の張りなど流産の兆候があっても、子宮頸管はまだ閉じていて、妊娠継続可能な状態を、切迫流産といいます。少量の出血で月経痛のような下腹部痛を感じることが多いようですね。この場合、たとえ出血があっても、超音波検査で胎児の心拍が確認できれば、流産率は低いと考えられます。ちなみに、出血があっても流産する可能性はわずか3%、妊娠初期に出血がある妊婦さんは20%といわれています。

この時期に、流産と切迫流産を見極めることは、難しいとされています。治療法としては安静にしていること。赤ちゃんの生命力を信じましょう。

また、流産とわかったら、次の妊娠に差し支えないよう、子宮内容を取り除く処置をします。子宮内のものが自然に排出されても、不全流産といって、一部が残ることがあるからです。妊娠12週未満は掻爬(そうは)手術、12週以降はプロスタグランジで子宮収縮を起こして取り出します。

流産は、染色体異常や細胞分裂の際に、たまたま異常を起こしただけであって、必ずしも母親側に原因があるわけではありません。統計的に、流産する人は10人に2人といわれていますが、1度流産をしても、次からは異常がなかったという人は多いのです。心配したり悩んだりする必要はありません。

妊娠による心と体の変化について

妊娠による心と体の変化について

妊娠初期はホルモンバランスが急激に変化するため、心と体に様々な症状が現われてきます。代表的な例としてつわりがあります。非常に個人差があるため、様々な不快感を感じる人から、まったく感じない人までいます。

  • 妊娠によるホルモンバランスの影響で、腸の動きが鈍くなります。そのため便秘がちになります。また、子宮が腸を圧迫することも便秘の原因の1つです。
  • 妊娠により少し大きくなった子宮が、腸や膀胱を圧迫するため、お腹や腰が張った感じになります。
  • ホルモンバランスの変化による影響で、乳頭が敏感になります。下着や洋服に触れると、こすれて痛みを感じることがあります。乳房の張りによって痛みを感じる人もいます。乳頭や乳輪部分が黒ずんでくるのも、ホルモン分泌の影響です。
  • 早い人であれば、月経の遅れと同時に、胸がムカムカする、吐き気、食欲がなくなる、臭いに敏感になる、などの症状が現われてきます。
  • 妊娠初期は基礎体温の高温期が続くので、体が熱っぽくなります。風邪と勘違いすることもあります。
  • ホルモンバランスの変化により、肌荒れ、シミ・ソバカスの目立ち、化粧のノリが悪くなる場合もあります。
  • ホルモン分泌の影響で、おりものの量が増えます。乳白色で粘りがありますが、強い臭いはありません。
  • 妊娠初期、特につわりの時期は、無性に眠くなったり、なんとなく体がだるい感じがします。
  • 精神面でも不安定になりやすくなります。一般的にマタニティブルーと言われていますが、ささいな事で泣きたくなったり涙が出たり、怒ったり、イライラしたり、急に落ち込んだりと、自分でも理解できない情緒不安定になることがあります。

  • 妊娠によるこれらの症状は、ホルモン分泌の影響によるもので、ほとんどの妊婦さんが経験する当たり前のことなのです。ですから自分を責めたり、落ち込んだりする必要はまったくありません。誰かに話を聞いてもらったり、外出したり、自分の好きなことをしたり。自分なりの上手な気分転換の方法を見つけてみましょう。気分が変われば気持ちも変わりますね。

    妊娠初期の出血について


    子宮からの出血には、さまざまな原因があります。月経以上の出血量だったり、色の付いたおりもの程度だったりと、大きく個人差があります。

    妊娠2カ月(4~7週)頃に、月経前に似た出血がみられることがあります。これは妊娠初期症状の着床出血といって、受精卵が着床するときに起こるホルモンの変化で、特に心配はありません。出血量に個人差があるため、月経と勘違いする場合もありますが、着床出血は、通常の月経時出血に比べると、色がうすい、量が少ない、期間が短いなどの特徴があります。

    着床出血ではなく、繋留(けいりゅう)流産といって、子宮内で胎児が死亡してしまった場合は、少量の黒っぽい出血が見られることもあります。また、絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)といって、子宮内膜と絨毛膜の間にできた血の塊が、子宮壁からはがれることによって起こる出血もあります。妊娠初期に多く見られ、4~5ヶ月頃には、ほとんど落ち着きます。

    切迫流産でも出血することがあります。切迫流産はほおっておくと流産に進行していく危険性があり、胎盤から出血することもあります。出血とあわせて、お腹に張りがあるようなら、要注意です。切迫流産は少量の出血と下腹部の軽い痛みから始まり、もしこのような症状があったら、慌てて動き回ったりしないで、すぐに安静にしましょう。そして家族や友人など、頼れる人に連絡し、早急に受診するようにしてください。

    出血があったからといって、必ずしも流産や重大な病気だとは限りません。流産でなくても、不正出血がみられる場合もあります。そして、流産の兆候でも治療をして、安静を心がけることで、無事に出産できる可能性は、大いにあります。

    初めての妊娠では、ちょっとした妊娠初期症状でも「疲れているからかな」「風邪かな」などと、見逃してしまうこともあります。仕事を持っている人であれば、多少無理をしてしまうこともあるかもしれませんね。でも、たとえ少量の出血だったとしても、軽く考えず、すみやかに診察を受けましょう。

    少しでも健康な状態で出産することができるように、普段から自分自身の体調をしっかりと把握して、妊娠初期症状を上手に感じ取れるようにしておきましょう。

    妊娠初期の妊婦体操

    妊娠と同時に、それまで続けてきた運動を中断する人が多いようです。確かに妊娠中の激しいスポーツや運動は禁物ですが、その反面運動不足が心配になりますね。妊婦体操は、ストレス発散、便秘や体重増加防止、出産のときに使う筋肉や骨盤を鍛える、産道をやわらかくして安産のための体作り、などを目的としています。妊娠初期は軽い体操から始めましょう。

    妊娠初期(11~12週)からスタート可能ですが、妊娠19週(5ヶ月)頃までは、足の運動やストレッチなど、軽い運動から始めて、安定期に向けて徐々にプログラムを増やしていきます。1日3回くらいを目安に、1つ1つの動作をゆっくりと時間をかけて、無理をしないように。お腹に負担や張りを感じたら、すぐにやめて休みましょう。

    妊娠初期からできる足の運動としては、かかとを床にぴったりとつけたまま、足指だけ上下に動かします。むくみに効果的です。股関節を柔らかくする運動としては、あぐらを組み、背筋を伸ばしてリラックスします。ゆっくりと深呼吸をしながら、上体を軽く倒して、手でひざを押します。一呼吸おいて、元の姿勢に戻ります。

    特別な運動をしなくても歩くだけでも、健康のためには良いことです。ただし、歩きすぎは禁物です。また、起伏の多い道や、転倒しやすい場所は避けるようにしましょう。

    だいたい30分を目安に、疲れたなと思ったらすぐに休みましょう。

    マタニティスイミングは歴史も古く、確立されていて安心です。水中では感覚的に体が軽くなって浮遊できるので、ストレス発散にもなるし、腰痛にも効果的なのでお勧めです。

    マタニティヨガも同様に腰痛緩和やストレス解消につながり、心の状態を安定させたり、出産の際の呼吸法の練習にもなります。

    逆にマタニティエアロは、動きが以外に激しいので、妊娠前に全くスポーツをした事がない人が、いきなり行うのは無理があるかもしれません。また自宅などで自己判断で行うのは、控えたほうがいいかもしれませんね。どうしても参加したい人は、安定期に入ってから医師と相談しながら、取り入れてみましょう。

    軽い運動で体の循環をよくして、上手にリフレッシュしましょう。同じようなママ友達と一緒にするのも楽しいですね。最近では、ベネトンのマタニティウェアベビーウェアのようにオシャレなマタニティウェアがたくさん出てきています。

    こういった妊婦時にしか出来ないオシャレをして、話をするのもいいかもしれませんね。子供が体内にいるというのは大変神秘的なこと。そんな時間を「オシャレもして、楽しみながら」すごしてみましょう。

    妊娠中の注意点


    妊娠中はホルモンの影響で、不眠気味になる人もいます。昼間に1時間ほど昼寝をすると効果的です。ただしそれ以上寝てしまうと、今度はリズムが崩れ、夜眠れなくなってしまいます。なるべく規則正しい生活を心がけましょう。

    妊娠中の激しい運動は厳禁。特に妊娠初期は流産への影響などもあるので、あまり勧められません。散歩なども含め、気分転換程度の軽い運動ならいいですね。つわりの度合いにもよりますが、無理のない範囲での適度な運動はお勧めです。とにかく無理をしないようにすること。疲れたら休む、これは鉄則です。もしお腹の張りがある場合はすぐに横になりましょう。少し休めば収まります。張りが続くようなら、念のため受診しましょう。

    妊娠中は、バランス感覚や反射神経が鈍ります。自転車に乗ったり、車の運転には十分気をつけましょう。妊娠中に自転車に乗ったからといって、直接赤ちゃんへ影響するわけではありませんが、振動があるので、お腹の張りを引き起こす可能性があります。転んだり事故が起きる危険性もあるので、できるだけ控えて、歩くことをお勧めします。妊娠初期と後期には避けたほうがいいでしょう。それから、特に妊娠中に飛行機に乗る場合は、体に疲労がたまって負担がかかります。やむをえない場合は仕方がありませんが、できるだけ控えた方が無難ですね。

    妊婦にとって風疹は要注意です。妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんに影響することがあります。ほとんどの人は過去にかかっているか、予防接種を受けているはずですので、抗体はあると思います。もし、不安があるようなら、担当医に相談してみましょう。

    妊娠しホルモンバランスが崩れると、その影響で虫歯になりやすくなります。虫歯治療の際に使う局部麻酔やレントゲンは、特に問題はありません。ただし、妊娠中の場合、使用する薬を変えることがありますので、、必ず医師に妊娠中であることを告げましょう。

    妊娠初期の旅行は、あまり望ましくありません。体調面が不安定だったり、旅行先でついつい無理をしてしまう可能性があるからです。以前から予約をしていて、どうしてもキャンセルをしたくないとういうときは、医師に相談し、安全に気をつけて、時間的にゆとりを持って行動するようにしましょう。

    妊娠中だからといって特別な生活をする必要はありませんが、気をつけることはたくさんあります。お腹の赤ちゃんの成長を大切にしながら、無理のないマタニティライフを楽しみましょう。

    葉酸について

    赤ちゃんの神経系や脳の発達に欠かせない栄養素が葉酸です。細胞が最も成長する、妊娠12週頃までの赤ちゃんには特に必要とされており、厚生労働省は2002年4月以降の母子手帳に「葉酸の必要性」を記載しています。

    葉酸を摂取していると、胎児神経管奇形を減少させる効果があります。植物に多く含まれるビタミンB群の一種で、貧血や胎児の正常な発達のために、特に必要な栄養素だとされています。妊娠時で非妊娠時の1.4倍が必要だとされています。

    葉酸は、葉物野菜や緑黄色野菜、レバーなどに含まれます。ただし、「水に溶けやすい」「熱に弱い」「吸収しづらい」という弱点があるので、調理された物からの摂取は難しいのです。しかも、自分たちの体の中で作ることができないビタミンです。
    でも、そんなときは妊婦用サプリメント(マタニティサプリメント)で補うといいですね。葉酸を食物から摂ると、体内利用率は50%ですが、マタニティサプリメントなら85%と効率よく摂取できます。同時に鉄分やビタミンB群も摂りましょう。さらにビタミンB群は葉酸の働きを助けてくれます。

    日本では、神経管閉鎖障害は10,000人に6人といわれていて、それほど多くはありません。けれども、妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月まで葉酸摂取を続けると、3分の1程度に減少します。逆に過剰に摂取しても、先天異常が減少するものではありません。1日の摂取量は400マイクログラムを目安にし、1,000マイクログラムを超えないように注意しましょう。

    最近では積極的に葉酸サプリメントを勧めている医療機関が多いようですし、実際に多くの妊婦さんが飲んでいるようです。しかし、中にはサプリメントに抵抗のある人もいるでしょう。もし心配な人は、葉酸を多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。

    葉酸はラテン語で‘葉’を意味し、最初にほうれん草の葉から発見されたと言われています。疲労回復や食欲増進、貧血を防ぐ働きがあります。また、精神面で、気持ちを整えて安定させてくれる作用があります。もし、過剰に摂取されても、水溶性ビタミンで、尿の中に排出されるので、あまり敏感になる必要はないようです。

    これから妊娠を計画している人、可能性のある人も、妊娠前からサプリメントなどを上手に利用して、葉酸摂取を心がけましょう。

    2007年04月13日

    妊娠中のおりもの


    おりものとは、子宮や子宮頚管からの粘液、膣内の分泌物などが混合した液体のことをいいます。雑菌や病原体の進入を防いだり、老廃物を体外に出したりと、子宮や卵巣を守る働きをしています。

    妊娠中は、エストロゲンという女性卵胞ホルモンの分泌が増えるなど、ホルモンの関係で、新陳代謝が活発になり、膣からの分泌液が多くなります。そのため、おりものの量も増えます。特に妊娠初期には多量に分泌されます。これは、お腹の赤ちゃんを細菌から守るために分泌されるものだと言われています。

    白く透明、うすいクリーム色、または乳白色、下着について乾燥する、少し黄色ががったり、すっぱい臭いがする、かゆみが無い、などであれば全く心配ありません。

    おりもの対策としては、下着をこまめに取り替える、外陰部を清潔に保つ、量が多かったり臭いがきついときなどの不快症状の時には、おりもの専用シートを使用しましょう。

    症状として、おりものに関しては、量が異常に多い、悪臭、茶褐色、黄緑色、血液が混じる、硬くてボソボソしている、他に、外陰部や膣のかゆみ、排尿痛など、異常がある場合は早めに医師に受診しましょう。

    ちょっとビックリさせてしまうかもしれませんが、いくつかまとめてみましょう。

    ・膣炎  臭いがひどく、灰色や黄色の濁ったもの 
    ・膣カンジダ症  白いカッテージチーズ状のもの
    ・トリコモナス膣炎  悪臭があり黄緑色の泡状で、かゆみがある
    ・クラミジア感染症  微生物による性感染症で量が増える

    仮に膣炎にかかっても、胎内の赤ちゃんに感染する可能性はまずありませんが、出産時には、赤ちゃんが産道を通る際に感染してしまう危険性があります。目立った症状が無く、見逃されてしまうと、早産・流産・不妊の原因になってしまいます。出産までには治しておくことが大切です。治療は膣内に治療薬を挿入します。

    元々おりものは、膣内を清潔に保つ、自浄作用があるので、量が増えることはよくあることです。ただ、異常に増えたり、上記の症状がある場合は、早めに産婦人科に行き、医師の受診をうけましょう。おりものをチェックすることで、体調管理にも役立つし、流産や炎症などのドラブルを、早期発見することができます。

    しみ、そばかす


    妊娠中は、ホルモンの変化により、メラニン色素が沈着しやすくなります。すなわちメラニン色素を作ろうとするホルモンが分泌され続けるのんですね。そのために顔や皮膚のうすい所にできやすくなるのです。乳首の周辺、おへそから下腹部のかけて縦の線、外陰部、わきの下なども黒くなります。

    しみの原因は紫外線やストレス、そばかすの原因は遺伝的要素とされています。

    予防するには外出時に日傘、つばが広めの帽子、日焼け止めクリームを塗るなど、なるべく皮膚に紫外線を浴びないように気を付けましましょう。サングラスをするのもいいですね。目からも紫外線は入ります。特に妊娠中は妊娠前より2倍以上、日焼けをしやすくなるといわれています。じゅうぶん気をつけましょう。

    睡眠と栄養もたっぷり摂るように心がけましょう。特にビタミンCは効果的です。また、緑黄色野菜や果物もたくさん摂ることによって、予防になります。当然、夜更かしや暴飲暴食などの不摂生はいけません。

    妊娠中はホルモンの影響で肌が敏感になって、かぶれたり、肌荒れをしやすくなります。特に化粧をするときは、使い慣れない物は避け、UV化粧品を使用しましょう。また皮膚が汚れていると、しみ、そばかすの原因になります。クレンジングクリームで、念入りに落としましょう。ただし、くれぐれも肌をこすり過ぎないようにします。肌荒れに繋がってしまうことがあるからです。

    肌がかぶれているときは、香辛料や熱い食べ物などの、刺激の強いものは、控えた方がいいでしょう。しみの原因になる物質を含んでいる、セロリやスナック菓子の摂りすぎもお肌にはよくありません。また、肌にかゆみがあるときは、冷たいタオルで冷やすようにして、できるだけかかないようにしましょう。

    しみ、そばかす、肌荒れなど、いずれも産後はだんだんとうすくなったり消えたりして、肌の状態も落ち着いてきます。また、妊娠中に予防することで、かなり防ぐことができるんですね。そもそも妊娠していなくても、お肌の状態を整えることは、特に女性にとっては、大切なことですね。肌荒れを防ぐ=肌の老化防止にもなりますね。

    しみ、そばかすは出産するとほとんど消えるかかなりうすくなります。うすくならずに気になるようなら、皮膚科を受診してみましょう。

    乳房の変化


    妊娠すると、ホルモン作用の影響で、乳腺が発達するため、乳房全体に様々な変化が出てきて、母乳を出す準備が始まります。

    乳房全体としては、乳腺の肥大や脂肪組織が増加するために、硬く張ってきます。またエストロゲン、プロゲステロンによる刺激で、妊娠2カ月頃からは乳房全体が大きくなり始めます。乳頭や乳輪も大きくなり、メラニン色素が増えるので、黒ずんだりします。また少結節といってブツブツしたものができてきます。

    卵胞ホルモンの働きで、母乳が作られる乳腺組織や、母乳の通り道になる乳管が発達します。そのため乳頭は非常に敏感になったり、張ってチクチクと痛みを感じることがあります。これは黄体ホルモンが乳腺にも働くからです。

    さらに発達の速度が速いと、血液循環が追いつかずに、乳房がうっ血したり、部分的にしこりができたりします。中には強い痛みを感じる妊婦さんもいるでしょう。
    ただ、これらの症状は、妊娠中の生理的なものなので、特に心配は要りません。

    こうした乳房の変化を、入浴時や着替えの際に、色や形、手で触ってみて張りや痛みが無いか、きちんとチェックしておきましょう。特に乳房を触って、しこりがないかを気をつけましょう。最近の統計では、乳がんにかかる若い人が多いという報告があります。早期発見のためにも妊娠、非妊娠にかかわらず、乳房チェックを習慣化するのは、よいことですね。

    乳房の変化に合わせ、適切なサイズのブラジャーを選ぶことをお勧めします。乳房を保護するようなゆったりとしたもの、締め付けない妊婦用のものですね。

    産後、赤ちゃんを母乳で育てたいという妊婦さんでも、妊娠中には乳頭のお手入れはあまりお勧めで着ません。軽いマッサージ程度ならいいのですが、あまり手で乳房を刺激して分泌物をだすと、乳腺炎を起こしたり、ときには早産につながってしまう恐れもあります。
    もしマッサージ中にお腹の張りを感じたら、すぐに中止しましょう。

    乳輪や乳頭には、表面を保護する潤滑油が自然に分泌され、母乳を出す準備を整えています。ですのでこの分泌物を無理にはふき取らないようにしましょう。

    発達と共にどんどん変化していく乳房。発熱や乳頭からの血の混じった分泌物が出た場合は、医師の治療を受ける必要があります。

    赤ちゃんとお母さんの絆を結ぶ大切な母乳です。実際に母乳育児をした人に話を聞いたり、現在授乳中の人に見せてもらうと、参考になることがたくさんあります。


    妊婦と痔の関係


    肛門のまわりのうっ血がひどくなり、血管がこぶ状になるのが、いぼ痔、肛門の中にできたものを内痔核、外にできたものを外痔核といいます。

    内痔核は、痛みを伴わない出血がありますが、自覚症状はほとんどありません。ただし、症状が進むと、肛門からでてしまう脱肛もあるので、注意しましょう。

    外痔核は、ズキズキと痛みます。肛門近くに、血豆のようにできます。

    切れ痔は、排便中から排便後に痛みがあります。この痛みはしばらくすると治りますが、肛門周辺を傷つけてしまう症状なので、紙に少量の出血がつく場合があります。

    妊娠中や出産時に痔になったという話しはよく聞きます。

    では、どうして妊娠、出産を期に痔になるのでしょうか。

    それは妊娠中に大きくなった子宮の重みで肛門の近くを通る静脈が圧迫されるからです。またホルモンバランスの崩れから便秘になり、腸の働きが鈍くなると便も硬くなります。肛門付近の血行も悪くなり痔になりやすくなるんですんね。

    この場合は、切れ痔、いぼ痔が多いようです。妊娠に関係なく、痔の原因の1番は便秘です。ちなみに分娩中のいきみで痔になる人が多いようですね。

    では、痔にならないようにするにはどんな予防があるのでしょうか。

    ・お腹や足だけではなく、下半身を温め、肛門付近の血行を良くする
    ・排便後の肛門を洗浄し、清潔に保つ
    ・肛門をキュッキュッと繰り返し閉める動作は、血行がよくなり効果的です
    ・長時間立ったり、正座は避けて、自然でラクな姿勢で過ごす
    ・アルコールは避ける。喫煙も毛細血管の血流を悪くするので、よくありません。

    仮に痔になっても、知識の無いまま自己判断でケアするのはやめましょう。特に、いぼ痔の場合、無理矢理押し戻したりするのはよくありません。必ず医師の診察を受けましょう。

    ほとんどの場合座薬や軟膏で対処できるようです。受診は産婦人科でも症状に合わせて薬を処方してくれたりアドバイスを受けたりできますが、肛門科を受診した方がより的確な処置が受けられます。

    妊娠心中の痔の完治は難しく、悪化しないようにケアはしますが、産後は自然に治るケースがほとんどです。あまり心配しすぎるのは妊婦として精神的によくありませんので、痔にならないように、予防することを心がけましょう。

    便秘


    妊娠中に便秘に悩まされる妊婦さんは、たくさんいます。妊娠前から便秘気味の方は、ひどくなる傾向があるようですね。妊娠によってホルモンのバランスが崩れ、腸の動きが鈍くなったり、便の回数が減少する傾向があります。また、大腸で水と電解質の吸収が高まるので、便が硬くなりやすくなります。さらに、精神的ストレス、運動不足も。またまれに妊娠によって始めたサプリメントや薬が原因の要因にあげられます。

    症状としては、便が出ない、お腹の張り、ガスの不快感、硬くて少量、排便時に痛みがある、などです。

    解消法としては、まず、水分を多く摂りましょう。水や牛乳を飲むと腸が刺激されて、便通がよくなります。
    バランスよく食べることも大切です。繊維質の多い野菜・果物・豆類・海藻類・芋類などですね。逆に便秘によくない食品としては肉類。大部分が吸収されるので、便の量が減少して腸の動きが弱くなってしまいます。お茶、ココア、しぶ柿、赤ワインなどタンニンを多量に含むもの、摂りすぎに注意しましょう

    予防としては、適度な運動や散歩で体を動かして、代謝を良くしましょう。いい気分転換にもなりますね。
    規則正しい生活も、便秘解消には生活リズムができて、よいことです。

    中々便が出ないと不快ですよね。でも、普通の調子でいきむ分には問題ないですが、あまりにも強くいきみすぎると、痔の原因になったり、子宮収縮を起こすことがあるので、気をつけましょう。

    ガムやタブレットなどは、おなかが緩くなる成分や糖分が入っていることがあり、頼るのは危険ですし、ヒマシ油やアロエは、胎児排出を引き起こす可能性があるので、飲まない方がいいでしょう。赤ちゃんの体の基礎が作られる、妊娠5~12週の頃の服用は、薬の影響を最も受けやすいと言われているので、避けたほうがいいかもしれません。そして市販の薬も避けるべきですし、下剤や浣腸も安易な使用は、流産の危険性があるのでお勧めできません。どうしても辛いときは、医師に相談し、必ず産婦人科で処方される薬を飲みましょう。妊娠中に薬を飲むことに抵抗があるかもしれませんが、便秘はほおっておくと、頭痛、吹き出物、食欲低下、つわり症状の悪化につながります。

    妊娠中でなくても、便秘はよくありません。宿便は大腸がんのリスクも高くなるし、様々な不快感が出ます。普段から、野菜摂取と適度な運動を心がけましょう。